プレウォール工法
耐震・断熱パネル「プレウォール」は、従来からあった在来工法の特性と、ツーバイフォー工法の特性をかけ合わせて誕生した革新的な工法です。
寒さの厳しい北陸地方の環境にも耐えうる高い断熱性や、不測の大地震に備えた耐震性を完備していながら、広々とした快適な住空間を実現。従来の工法では困難だった「強さ」と「快適さ」を両立することにより、建築物の性能を飛躍的に向上させることに成功しました。ウッドリンクの技術の粋を結集させたプレウォールが、永い時をともに歩むパートナーとしてふさわしい建築物づくりを実現します。
「モノコック構造」実現による
高い耐震性を発揮
軸組と床・壁パネルを組み合わせた「プレウォール」は耐力壁をパランスよく配置する「モノコック構造」。どの方向から荷重がかかっても全体に分散し、部分的なひずみやくるいが生じにくいのが特長です。独自開発の「真壁サンドイッチ構造」により高い耐震性を実現。柱と柱の間に壁材を組み込むことで、地震の揺れが伝わると壁が突っ張ってしっかりと耐えます。繰り返しの大地震を想定した実大振動実験では積雪荷重を加えて検証。震度7を2回、震度6弱を8回、合計10回の加震に耐えられました。
約2倍の断熱性をもつ
「フェノールフォーム」を採用
プレウォールは断熱性能と気密性能に優れています。世界最高レベルの断熱性能をもつフェノールフォームを採用しており、経年劣化しにくく建物全体を包み込むように施工することで高気密・高断熱を実現できます。プレウォールは内部結露をさせない設計で、目に見えない壁の中を乾燥させた状態に保ち、腐朽菌やシロアリの発生を効果的に抑制できます。加工精度の高い壁パネルとフェノールフォームを構造躯体にきっちりはめ込むことで、気密性があがり建物の寿命を長持ちさせてくれます。
現場作業ではできない
高品質・高精度な構造パネル
プレウォールは工場生産なので現場作業が大幅に削減され、工期短縮やコスト削減にも繋がります。プレカットした部材を専用パネルラインで生産することで、高精度な品質の製品を安定的に供給します。また上棟と同時に断熱工事がほとんど完了。現場作業が少ない分工期を短縮でき、それにより建物の構造をできる限り雨風から守ることができます。現場作業ではできない高品質・高精度な構造パネルによって設計性能を100%発揮することが可能です。