基礎工事
木造化ラボでは、建物の3つの基礎工事(布・べた・グリッドポスト基礎)をご提案しています。それぞれ強度、コスト、メンテナンス性や工期など特徴があるため、お客様のご予算や建築物の仕様に合わせた最適な基礎工事を提案いたします。詳細は、下記よりご覧ください。
布基礎
布基礎とは、建物の基礎工事の一種で、建物の荷重を地盤に伝えるために、コンクリートを使って作られる基礎のことです。幅が比較的狭く、縦に長い形をしています。建物の外周や内部の柱の下に敷設されるため、見た目が布のように連続していることから「布基礎」と呼ばれています。
布基礎は、べた基礎と比較して耐震性はやや劣る面がありますが、床部分に鉄筋を使わないことと、コンクリートも薄いため約1/2のコストで基礎工事をすることができます。
べた基礎
ベタ基礎は、建物の床全体がコンクリートで覆われるため、「床一面にコンクリートの板を敷いた」ような形の基礎です。建物の下全体にコンクリートを流し込み、さらにその中に鉄筋を配置するため、高い強度を実現することが可能です。
ベタ基礎は、建物全体の荷重を均等に分散するため、地盤が少し弱い場合でも、建物が沈下しにくく、高い耐震性を実現します。また床下の地面をすべて厚いコンクリートで覆うので、湿気が建物に伝わりにくい点もメリットの一つです。
グリッドポスト基礎
グリッドポスト基礎工法は、プレキャストコンクリート(PCa)製の束状基礎を使用して、床下の通風性を向上させることで、湿気やカビのない快適な床下環境を実現するとともに、工期の大幅な短縮に繋がる、革新的な基礎工法です。
耐圧板と立ち上がり基礎にコンクリート打ちの継ぎ目がない施工をすることも可能です。また、内部に基礎がないので通気性が良く、それにより配管も設置しやすいため、メンテナンスもしやすい構造になっています。