プレウォール工法とは?
木造化ラボが提供する「プレウォール工法」は、在来工法とツーバイフォー工法、それぞれの利 点を融合させた革新的な建築工法です。
北陸の厳しい寒さにも耐える高い断熱性、大地震にも備える耐震性を確保しながら、広々とした快適な居住空間を実現します。
従来の工法では両立が難しかった「強さ」と「快適さ」 を兼ね備え、建築物の性能を飛躍的に向上させました。
ウッドリンクの技術の粋を集めたプレウォールは、末永く皆様に寄り添う建築物をお届けします。
この工法は、耐震性、断熱性、施工精度を高めることを目的としており、以下のような特徴があります。
このコラムでわかること
木造化ラボが提供するプレウォール工法の特徴
1.「モノコック構造」実現による高い耐震性を発揮
軸組と床・壁パネルを組み合わせた「プレウォール」は耐力壁をバランスよく配置する「モノコック構造」。
どの方向から荷重がかかっても全体に分散し、部分的なひずみやくるいが生じにくいのが特長です。
独自開発の「真壁サンドイッチ構造」により高い耐震性を実現。
柱と柱の間に壁材を組み込むことで、地震の揺れが伝わると壁が突っ張ってしっかりと耐えます。
繰り返しの大地震を想定した実大振動実験では積雪荷重を加えて検証。震度7を2回、震度6弱を8回、合計10回の加震に耐えられました。
2.世界最高レベルの断熱性能を持つ「フェノールフォーム」を採用
プレウォールは断熱性能と気密性能に優れています。
世界最高レベルの断熱性能をもつフェノールフォームを採用しており、経年劣化しにくく建物全体を包み込むように施工することで高気密・高断熱を実現できます。
プレウォールは内部結露をさせない設計で、目に見えない壁の中を乾燥させた状態に保ち、
腐朽菌やシロアリの発生を効果的に抑制できます。
加工精度の高い壁パネルとフェノールフォームを構造躯体にきっちりはめ込むことで、気密性があがり建物の寿命を長持ちさせてくれます。
3.工場生産だからできる高品質・高精度な構造パネル
プレウォールは工場生産なので現場作業が大幅に削減され、工期短縮やコスト削減にも繋がります。
プレカットした部材を専用パネルラインで生産することで、高精度な品質の製品を安定的に供給します。
また上棟と同時に断熱工事がほとんど完了。
現場作業が少ない分工期を短縮でき、それにより建物の構造をできる限り雨風から守ることができます。
現場作業ではできない高品質・高精度な構造パネルによって設計性能を100%発揮することが可能です。
プレウォール工法を採用した建築事例を紹介
①HOTEL SOBOKU
こちらは、新潟県にある宿泊施設「HOTEL SOBOKU」です。
プレウォ―ル工法を採用したことで、工期短縮を実現すると同時に、木の温もりあふれる建築物となりました。
防災道の駅に隣接しているため、有事の活⽤を前提にプランニングをしております。
ウッドリンク株式会社 富山店
「木の素材感による癒しや温もりといった効果が、オフィスでも感じられる」という事を自
社案件にて試みた事例です。
1階、2階とも白い壁部分にプレウォールを採用しており、プレウォールは非住宅用の24mm合板を使用した仕様となっています。
内部耐力仕様で、内側に断熱材ネオマフォーム66mmを使用。長手方向の耐震性は全てプレウォールで負担しております。
非住宅建築物の木造化は、木造化ラボにお任せください。
今回の記事では、プレウォ―ル工法について紹介しました。
非住宅の倉庫、店舗、事務所などを木造で建築するには、多くのメリットがあります。
当社では、木造住宅の設計、建築、施工の豊富な経験・実績を用いて、商業施設や業務施設
の木造化も高い基準で実施しています。
倉庫、店舗、事務所等の木造化を検討されている場合は、まず当社にご相談ください。